元請から「許可取れ」と言われた!建設業許可が必要と言われたときに読む完全ガイド

    「元請から突然、建設業許可を取ってほしいと言われた」
    「今まで問題なく仕事してきたのに、なぜ今さら?」
    「許可がないと、もう仕事は回してもらえないの?」

    ――これは、建設業許可の相談現場で本当に多いリアルな声です。

    この記事では、行政書士として建設業許可を専門に扱ってきた立場から、

    • なぜ元請が「許可を取れ」と言うのか
    • 許可が本当に必要なケース・不要なケース
    • 取らないとどうなるのか
    • 許可取得までの流れと現実的な期間
    • 元請にどう説明すればいいか

    を、わかりやすく・実務目線で・少し面白く解説します。
    「とりあえずググってみた」という方こそ、ぜひ最後まで読んでみてください。

    なぜ元請は突然「建設業許可を取れ」と言うのか?

    まず大前提として、元請が意地悪で言っているケースはほぼありません。
    実は背景には、元請側の事情とリスク回避があります。

    理由① 元請自身が厳しくチェックされている

    近年、

    • 公共工事の増加
    • コンプライアンス強化
    • 立入検査の厳格化

    により、元請は
    下請に無許可業者を使っていないか
    を厳しく見られています。

    無許可業者を使っていた場合、

    • 指導
    • 社名公表
    • 最悪の場合、営業停止

    といったリスクを元請が負うことになります。

    理由② 発注金額が500万円を超える可能性

    最初は500万円未満でも、

    • 追加工事
    • 設計変更
    • 工期延長

    で、結果的に500万円超になるケースは珍しくありません。
    元請としては、最初から許可業者に頼みたいという心理が働きます。

    そもそも建設業許可は本当に必要?

    建設業許可が必要になる基準

    建設業許可が必要なのは、原則として次の場合です。

    • 1件の工事請負金額が500万円(税込)以上
    • 建築一式工事は1,500万円(税込)以上

    ※材料費込み、元請・下請を問いません。

    「500万円未満なら不要」は半分正解、半分危険

    よくある誤解がこれです。
    うちは500万円未満だから大丈夫

    しかし実務上、

    • 工事を分割している
    • 同一工事を複数契約にしている

    場合は、合算判断される可能性があります。

    許可を取らないと、どうなる?

    結論:仕事の選択肢が一気に減ります

    建設業許可がないことで起きる現実は、次のとおりです。

    • 元請から仕事を切られる
    • 公共工事・大手案件に入れない
    • 取引先の審査に通らない

    つまり、
    違法かどうか以前に、仕事が来なくなるのです。

    元請に「今回は特別で」と言われる危険

    一時的に目をつぶってくれる元請もいますが、
    その状態が一番危ない。

    何か問題が起きた瞬間、
    無許可だったのは下請の責任
    と切られる可能性もあります。

    元請にどう返事するのが正解?

    NG回答

    • 「今まで大丈夫でした」
    • 「500万円未満なので不要です」

    これは火に油です。

    OK回答(そのまま使える)

    今、要件を確認していて、取得に向けて準備を進めています。

    この一言で、

    • 元請の不安は軽減
    • 関係性は維持

    できます。

    建設業許可はどれくらいで取れる?

    よくある質問です。

    目安期間

    • 要件が揃っている → 1~2か月
    • 要件が微妙 → 3~6か月以上

    特に時間がかかるのが、

    • 経営業務の管理責任者
    • 専任技術者

    の確認です。

    「取れないかも」と感じたら要注意

    自己判断で
    うちは無理そう
    と諦めるのは早すぎます。

    実際には、

    • 経験年数の整理
    • 証明資料の工夫

    でクリアできるケースも非常に多いです。

    行政書士に相談するメリット

    建設業許可は、
    書類を集めれば終わりではありません。

    • 元請との関係
    * 事業計画
    * 将来の更新・変更
    まで見据えて進める必要があります。

    専門家に相談することで、

    • 取れるかどうかの即判断
    • 最短ルートの提案
    • 元請への説明アドバイス

    が可能になります。

    まとめ|「許可取れ」はチャンスの合図

    元請から「許可を取れ」と言われたとき、
    面倒くさい
    今さら無理
    と感じるのは自然です。

    しかし実は、
    事業を次のステージに上げるチャンスでもあります。

    建設業許可があることで、

    • 仕事の幅が広がる
    • 元請からの信頼が上がる
    • 会社の信用力が上がる

    という現実的なメリットがあります。

    もし今、

    • 「どうすればいいか分からない」
    • 「取れるかだけ知りたい」

    という段階でも構いません。
    動き出すのが早いほど、選択肢は多くなります。
    まずは状況整理から、気軽に相談してみてください。