「専任技術者」とは・・・

    専任技術者は、建設業の中心的な役割を果たし、その専門知識と技術によって、建設プロジェクトが安全かつ効率的に進行する技術者のことです。

    専任技術者の業務内容として、見積りの作成や契約関連手続きなど、営業所に常駐する必要があり、現場に出ることがないのが基本となります。

    建設業許可を受けるには、必ず営業所ごとに専任技術者を配置しなければなりません。

    ここに注意!!

    許可を受けたときは専任技術者を配置していたとしても、退職などで専任技術者がいなくなってしまった場合は建設業許可が維持できなくなります。そのため、期間を空けずに代わりの人を配置する必要があります。

    専任技術者になるには・・・

    専任技術者として要件

    1.一定の資格、または一定の実務経験がある
    2.常勤である
    3.専任である

    これら3つの要件をすべて満たす必要があります。

    次に当てはまる場合は専任技術者としての要件を満たしません。

    1. 営業所に通勤することが困難なほど家が遠い
    2. 他の営業所で専任の業務に就いている
    3. アルバイトである

    常勤性と専任性を満たしていれば、出向社員でも専任技術者として配置することはできます。

    また、一人の専任技術者が複数の業種を掛持ちすることは可能です。